2008年9月にリリースされたばかりのBrian Wilsonの作品。2004年の"SMiLE"や2005年のクリスマス・アルバムもありましたが、純粋な意味での新作としては2004年6月の"Gettin' in Over My Head"以来になります。既にいろんな発言が伝わってきている通り、南カルフォルニア賛歌として作られたとか、自伝的意味合いがあるというのが納得の作品です。音楽的にはいかにもBrian Wilsonらしい作風で、ラテンの要素を取り込むなどの試みもみられるものの、全体としては実験的な要素は乏しい、明るい、安心して聴ける作品です。ただ、年齢相応に歌唱力が低下しているとか、5のような60年代前半のビーチ・ボーイズの劣化コピーのような曲なども入っているなど難点もあり、あくまでもBrian Wilsonのファン向けといった作品かと思います。 なおこの作品の日本のアナログ商品は、盤は重くしっかりとした良い出来栄えで、歌詞の印刷された内袋も紙がしっかりしていて、まずまずといったところでしょう。ただ「輸入盤の国内仕様」で、シュリンクの上に日本のシールが貼られていることや日本語の解説が付いていること以外は輸入盤と同じです(帯も存在しません)。個人的には輸入盤を買えばよかったと少し後悔しています。